Q1 格闘技を始めたきっかけ
古家 お二人とも格闘技というジャンルでご活躍されていますが、始めたきっかけを教えてください。
KENTA 僕は小学生の頃にプロレスのゲームが流行った時期があってすごく好きになって、その後本物を見るようになってからずっと好きになりました。高校生までは野球やっていたので、高校卒業して新しいことやりたいなと思って、プロレスの世界に入ったという感じです。
古家 高校までは野球で甲子園を目指してということなんですね。
杉山しずか 私は、ファイターになりたいわけじゃなかったんです。東海大学の体育学部に入っても、部活には入らなかったんです。周りにはオリンピック選手候補がいた学校だったので、自分は頑張ることをしてないなと思っていたのがきっかけ。そして、体育の教員になろうと思い、武道というかコンタクトスポーツを学ばないと教えられないと思って、街の道場入ったのがはじまりでした。総合格闘技の全国大会がアマチュアであったので、大学の時間は周りのみんなと同じくらい頑張ってみようかなとやっていたら向いてたようで、声かけてもらってデビューすることになりました。
古家 きっかけが教員を目指すところなのですね。ちなみに今の職業をやっていなかったら、今どんな仕事をしていたと思いますか?
KENTA いや~どうですか。でも教員ということでしたもんね。
杉山しずか そうです。臨時教員や非常勤講師として5~6年働きながら試合もしてました。なのでもしかしたら、そのまま教員になっていたかもしれないですね。
古家 プロ野球の可能性はありましたか?
KENTA 全くないです。(笑) 高校でも可能性が無かったので、新しいことをやりたいということでプロレス始めたので。
杉山しずか 何かしら皆さんに応援してもらうスポーツなどされてそうな気がします。
KENTA やってますかね。先生とかやってみたかったです。(笑)
杉山しずか 先生も向いてそうですけどね。みんなに人気の先生。
KENTA 学校の先生かな。(笑)
古家 お二人とも先生ということで。
Q2 戦うこと=日常か?
古家 戦うという仕事は、お二人にとって日常ですか?それとも非日常な感覚でされているのでしょうか?一般人からすると、非日常な場面だなと思うんですけど、感覚的なところで良いので教えていただけたらと思います。
KENTA 僕はオンとオフがあって、普段は全然穏やかというか、争いごとはあまり好きじゃないので。おとなしい感じです。
杉山しずか 私は日々のスパーリングとかでも戦っちゃっているので、モードが抜けないときもあって。例えば、自分がだらっとした身体になるとすごい嫌な気持ちになったり、時間に遅れたり寝すぎちゃったりすると、スパーリングの要所要所に影響するんじゃないかっていう。それがさらに試合に影響するんじゃないかという、強迫観念みたいなものがあるので、もう少しゆったり過ごしたいとは思います。(笑)
KENTA ストイックですね。
杉山しずか 真面目ですかね。
KENTA 今も空腹と戦ってますもんね。(笑)
一同 爆笑
KENTA 僕が喋ってるのに隣でキュルキュル。
杉山しずか もうちょっと大きい声で喋ってくれないかなって最初は思ってたんですけど。きっと声で紛れるかなと。全部聞こえてたんですね。(笑)
KENTA またなってるわ~っていう。
杉山しずか 集中できないですよね。ごめんなさい。(笑)
古家 試合や練習以外の私生活の時間で、「戦っている感覚」が出る瞬間はありますか?
杉山しずか そうしたいと思っています。しなきゃと思っているんですが食べちゃったり、そういう葛藤があります。
KENTA 甘いものですか?それとも、
杉山しずか お肉です。焼肉とかがすごい好きです。家でひとりで焼いちゃったり。恥ずかしい話ですね。(笑)
古家 試合後など私生活でテンション抜けなかったりとかするんですか。
KENTA 先に大きな試合があったりすると緊張感がずっと続いてます。試合後の夜とかは気持ちがホッとする気持ちがあるので、それを経験するとずっと気を張ってたんだなって。意識はないんですけど、やっぱり意識的に先に試合があったりすると寝てるんだけど、常に頭の片隅にあったりします。終わった日や次の日はリラックスして全然変わりますね。
古家 KENTAさんはオンオフの切り替えしっかりされてるんですね。
古家 ちなみにお二人の得意技をお聞きできたりしますか。
KENTA 僕の得意技は、ゴートゥースリープ(go 2 sleep/GTS)という技があるので、必殺技というか、そういうこだわりを持っている技ですね。2005年くらいからずっと使ってる技でずっと大事にしてます。
杉山しずか はじめてチャンピオンになったときのニンジャチョーク(Ninja Choke)がずっと得意です。ゴートゥースリープさせるやつです。(笑)
KENTA 逆に今度ニンジャチョーク使わせていただきます。(笑)
Q3 憧れの人
海瀬 今回お二人のコスチュームをベースにしたアイテムを作って、お二人に憧れる方が購入してくれたりするかなと思うのですが、お二人が憧れてた人はいらっしゃいますか?
KENTA 僕はずっとプロレスが好きで見ていて、やっぱり小橋建太さんや三沢光晴さんに憧れてプロレスにのめり込んで、自分もそうなりたいと思ったので、小橋さんですかね!
杉山しずか 私はreversalっていうブランドを憧れのブランドとして最初見ていて、所英男さんが出ていてかっこいいと思いました。ブランドを通してもあるし、総合格闘技のイメージとして惹かれました。世に出る人ではアイドルが好きで、女の子たちが頑張って影で努力して表では笑顔で踊ってっていうところが好きで、そういうのに憧れている自分がいます。ももいろクローバーとか。
海瀬 コンサート行ったりとかもされますか?
SHIZUKA 行くこともあります。アイドル界全体を通して、選手もそうですけど、努力は影でするものを分かりやすく見れるなと思います。
海瀬 確かにアイドルと格闘家は近しいところはあるかもしれないですね。
杉山しずか ライブで魅せるものが似てますね。
古家 ちなみにKENTAさん、好きなプロ野球選手はいますか。
KENTA 西武が元々好きだったので、秋山、清原、デストラーデですかね。あの頃強かったですもんね。
杉山しずか 私も野球好きで小さいころは巨人でした。最近は横浜DeNAベイスターズです。近々も見に行きます。
Q4 生活とパフォーマンスの関係
古家 デザインや企画をするときに私生活の中での気づきがとても大事なのですが、そういった私生活からの気づきで、技やパフォーマンスに取り入れたりすることはありますか?
KENTA 常にアンテナをはってたりはしてますけど、普段の生活している中でパって出てきたりもしますし、お笑いなどからインスピレーションを感じるときもあります。
杉山しずか 自分は携帯の中がXもInstagramも格闘技のことしか出てこなくなってしまっていて、ずっと見ていますね。今度この技やってみようって保存してるのがいっぱいあるんですけど、保存しただけで終わってしまっていることもいっぱいあります。そんな感じで常に見ていますね。それで普段、生活からというよりかはこれ(携帯)が生活の一部になってしまっているので、格闘技から離れられていないですね。
海瀬 競技者としてもですけど、解説などもされているから情報が必要ですもんね。
杉山しずか そうですね。格闘技イベントの解説させていただくと、選手同士のいがみ合いとか、ゴシップとかもXで見ておくと楽しいですし、話にもなるのでそういう面でも役立ちますね。
古家 僕らも商品とブランドの魅せ方とか、エンターテイメントな部分を結び付けながらブランドとして形作りしていくので、お二人の戦う部分とエンターテイナーとしての立ち位置の関係性が似ているなと思いました。
Q5 コラボレーションについて
古家 今回のコラボレーションでは、reversalさんの道着の生地を軸に商品を作っているアイテムと、お二人が着用されていたウェアを生地として使用させていただいて、商品を構築するというサスティナブルな取り組みもさせていただきました。お二人が絵になった商品もあるのですが、実際に見て感想を聞きたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
KENTA そっくり!鏡かなと思いました。(笑)
杉山しずか うれしいです!シルエットがすごく私に似ていますね。
古家 何枚か案はいただいて、すごく良いなと思ったものがreversalさんと意見が一致しまして。
杉山しずか ありがとうございます。
古家 普段、スマホケースやストラップは使われますでしょうか。
KENTA スマホケースは使いますね。ストラップは付けたことないかもしれないですね。
杉山しずか 付けたことなかったですね。
古家 スマホにストラップを付けるのが流行ってきてまして、A SCENEはそういったアイテムを軸に商品を展開しているのですが、ストラップをエコバッグに付けるとショルダーバッグとして使用出来たりと便利なので、今回のコラボレーションでもそういった組み合わせが出来るようになっています。その中でスマホポケットを今回は、サスティナブルプロジェクトとして、お二人のウェアから作らせていただきます。1点1点違う柄を切り取るので唯一無二の物になります。
KENTA 楽しみですね。
杉山しずか KENTAさんのものも全部試合で着たコスチュームですか。
KENTA そうです。
杉山しずか 答え合わせしそうですよね。この時のだ、みたいな。あの時のあの部分っぽいみたいな。
KENTA 出来上がったらください。ポケット交換し合いましょう。(笑)
Q6 プロダクトについて
古家 ポケットの話に繋がるんですが、ポケット付きのケースを持ち歩くとしたら何を入れられますか。
海瀬 僕はちなみに1000円札とドアラのステッカーとピカチュウですね。
KENTA 何入れるんだろう。
杉山しずか そういう風に携帯を使ったことが無くってすごい便利だなと。確かにリップとか…マウスピ…。
KENTA さっきマウスピースって言いましたよね?
杉山しずか 結構無くすじゃないですか。よく洗濯しちゃうこともあるので。(笑)
古家 Air Podsとかみんな無くされたりするので。
KENTA Air Podsなら分かるんだけど、マウスピースはちょっと。(笑)
杉山しずか いつも持ち歩くものっていったら。でも言ったあとにおかしいなと静かにしてたんです。(笑)
KENTA あ、流しとけばよかったですね。でも謎が解けなくて、どういうことだろうって。(笑)これだけ持って練習行くことないですよね、道着は持ってますもんね。
杉山しずか そうですね、ストリートで使わないですもんね。(笑)
一同 爆笑
古家 僕は、鍵とか名刺を入れたりしてますね。あとは領収書は結構便利かなと思いますね。
KENTA 領収書を入れるの良いですね。基本カードなんですけど、たまに現金必要なときあるので入れたり、領収書入れられるのは便利ですね。
Q7 格闘技とファッションの交差
古家 今回の取り組みのように格闘技とファッションアイテムが交差することについてどう感じますか?
KENTA 難しい質問をするじゃないですか。
杉山しずか KENTA選手が着たものを、ファンの人は着て応援したいっていうのもありますし、自分もそういうかっこよさになれることで繋がるというか。自分のブランドでは無いんですけど、モデルで着てたやつすごく良かったから買ったよ、とか言われるだけで、試合応援してますとはまた違った頑張ろうみたいな気になるのでありがたいと思ってます。
KENTA 確かに、雑誌で着たやつをファンの人が同じものを買ってくれたりすると嬉しいですね。
古家 お二人はグッズの制作とかに関わられたりするのですか。
KENTA なんとなくのアイデアは伝えたりします。自分がファンだったらこういう感じのものが…みたいなものは言ったりします。
杉山しずか 自分がこんなのが良いですって伝えるとまとめてくださるのですが、そうすると、自分が思ってる自分と他の人が思ってる自分が結構違うんだっていう風に思うときもあります。(笑)
古家 僕らの業界も作るものとバイヤーの考えとお客様の需要が違ったりは良くありますよね。
KENTA 逆もあるっていういうことですよね。
海瀬 そうですね。今まででいちばん酷評された展示会のほうが売れたりだとか。過去最高収益じゃんみたいな。(笑)
古家 そういうことも面白いですよね。
Q8 今後の活動
古家 最後に7月以降の活動や予定など、可能な範囲で教えてください。
KENTA 7月18日(土)にインテックス大阪でプロレスリング・ノアのビッグマッチ「HaRENO Presents SUMMER EPIC 2026」があります。
杉山しずか 現時点では未だ決まっていなくて…。
(取材後の5月31日に現役引退を発表。9月開催のPANCRASEにて引退エキシビジョンマッチを行う予定)
古家 7月19日(日)大阪のスポーティーコーヒーにて、そのあとに東京でPOPUPイベント(8月1日 reversal SHOP TOKYO)を開催いたしますので、お二人ともよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。