A SCENE TALK #5

CONVENIENCE YOUNG

「便利な時代に生まれた感覚」を描くアーティスト『CONVENIENCE YOUNG』。制作への向き合い方や、今回のコラボレーションに込めた想いと制作の裏側など、形になるまでのプロセスと熱量が詰まったインタビューをお届けします。

Q1  『CONVENIENCE YOUNG』の名前の由来

「CONVENIENCE YOUNG/コンビニエンス ヤング」の意味は「便利な時代に生まれた若者」。便利な物が溢れ続けている中で埋もれそうになりながらも、情報や情景に問わられず自分という存在を主張する、というおもいが込めている。名の背景は、私が生まれて間も無く両親がコンビニエンスストアを始めて、赤ちゃんだった私をおんぶしながらレジをしたり、小〜中学生の頃は学校帰りにコンビニエンスストアへいつも遊びに行くのが毎日の日課だったこともあり、今となってはその頃が深い思い出となっています。思い出の記録も込めて“CONVENIENCE” というワードを名前を入れました。

Q2 アーティストをスタートした理由

最初に誰かのために描いたのは幼少期、父の誕生日に100円ショップで買った花瓶にペイントした贈り物でした。ぐるりと360度に描いた言葉と枯れない花。手描きのかたちを喜んでくれた。手を動かすことで、おもいが届くという実感が今も心に残っています。小さい時から絵を描くことというより、ものづくりをすること自体が大好きで、ノートに落書きを書いたり絵を描くことがいつの間にか身近になっていました。友人からイラストレーターになってという一言から意識し始め、同時に友人と展示をしようという話になりそこから本気でやっていきたいと思ったのがきっかけです。

Q3 アーティストとして制作する中で1番大切にしている部分

ジャンルにとらわれず、自分が作りたいと感じたものを素直にそのまま形にすることを大切にすること。そうすることで完成して時間が経ってから、あの時自分はこういう気持ちだったのかな、など自分でも知らない自分に出会えたりするので、作ることで自分と向き合うことができます。名前に込めた意味と同様に、便利な時代に生まれた若者だからこそ、その瞬間に心が動いた感覚を迷わず制作へと落とし込みたいと考えています。

Q4 日々の活動の中で、「続けてきてよかったな」と感じる瞬間

画面を通して多くの情報や感情に触れられる今だからこそ、肉眼で実際に足を運んでいただき自身の制作したものへ触れてもらい、その時に生まれる感情や人間らしさをその瞬間に見れた時。いつも励みになりますや見ていると元気をもらえますなど、こちらは励みになるほどの温かな言葉を直接伝えてくださる方々には沢山のパワーとエネルギーをいただいてます。

Q5 A SCENEとコラボについて

今回、A SCENEと組むことは意外でした。自分の中で、スマートフォン関連のものへ自分の絵が落とし込まれるのが全く想像ができず最初は正直不安もありましたが、コンセプトなど固めていき形になっていく過程につれて、不安から楽しさに変わりどんなふうに完成するのか終始わくわくしていました。昔、無名のイラストレーターが描いたスマホケースがお気に入りで、高校生の時にそれをずっと使っていたのをなんだか思い出して、そんなふうに思い出の一つとして残り、使っていてよかったと思えるものになってもらえたら嬉しいです。

Q6 SFをテーマにしたイラストの制作過程

SF自体のイラストやキャラクターを制作したことがないこともあり、CONVENIENCE YOUNGとしてのSFをどう表現しようということに長時間、試行錯誤をしましたが、人物像ごとの名前や性格を決めたりするなかで自然と制作にのめり込んでいきました。

Q7 コラボアイテムの完成

A SCENEさんのお陰様で想像していたものよりも数倍良い出来上がりとなり、アイテムへの落とし込み方法が異なるだけで全く別の見え方ができ、さまざまな顔をしたイラストたちをみることができたことに感動しました。同時に、手に取ってくださる方はどんな反応をしていただけるだろうとより楽しみになりました。

Q8 コンビニエンスヤングユーザーに向けて

SF要素を描いた事がなかったので今回はいつもとは違うコンビニエンスヤングが描くSFのイラストを眺めながら、2つのイラストにはそれぞれテーマやどうしてこのように描いたかなどが自由に汲み取って頂きたいです。そして、アイテムごとに異なる顔をしたイラストたちを楽しんでいただけたらと思います。

Q9  A SCENEで欲しいアイテム

USBや充電器など、PCの際に使用する付属品をまとめて入れれるケースが欲しいです。

Q10  今後の動きや目標

海外での個展開催は変わらず持ち続けている目標です。また、自身に子どもが生まれたことをきっかけに、子どもも大人も一緒に楽しめる絵本を制作することも大きな目標の一つになりました。現在では、テーブルランプに絵を描くシリーズに取り組んでおり、完全に自己満足ではありますがこれからも続けていきたい大切な表現のひとつです。絵を描くことに限らずつくることそのものが好きなので、これからも自分が作りたいと感じたものをそのまま形にすることを大切にしていたいです。

CONVENIENCE YOUNG

クレヨンを使った独特なタッチで人気を博すイラストレーター。文化服装学院を卒業の後、2019年に活動を始め、CDジャケットやショップロゴ等も手掛ける便利な物に溢れ、埋もれそうになりながらも自分という存在を主張する「CONVENIENCE YOUNG/コンビニエンスヤング」という意味は「便利な時代に生まれた若者」。